「システム設計の謎を解く」社内読書会#7
こんにちは、たごまさゆきです。
夏休みなどで2週お休みしてしまいましたが、今週から読書会を再開しました。
「システム設計の謎を解く」読書会第7回の様子を紹介します。
第7回の様子
第4章「アプリケーション設計としてやるべき作業」では、具体的な設計作業の説明に入る前に4.1節、4.2節で設計の考え方が解説されています。今回はその4.1節と4.2節を読みました。
- 4.1アプリケーションの複雑さ
- 4.2機能の粒度と、機能間の関係を整理する
4.1節はアプリーションの複雑さの説明です。まず始めに「アプリケーション設計の定義」として以下のように定義していました。
アプリケーション設計とは、どのように機能要件を満たすかを検討し、これらをインプット、データ格納、アウトプットに分けることです。
ここにある通り、インプット、データ格納、アウトプットの機能の組み合わせの複雑さで、アプリケーションの複雑さを第一段階から第四段階までに分けて段階的に説明されていました。
4.2節はこれまで何度も登場してきた「粒度」について、ここでは機能の粒度について説明されています。
理解の一助として以下の通り考え方の基準が示されていました。
- レベル0:組織全体のレベル
- レベル1:部署間の連携業務のレベル
- レベル2:部署内の対象業務のレベル
- レベル3:業務機能を実現するための機能
- レベル4:アプリケーションの一動作を表す機能
今回の範囲はページ数は少なかったのですが、内容がわりと抽象的だったため腹落ちするのが難しかったみたいです。特に業務とアプリケーションの機能について特に明確に分けられずに説明されていたので、そこで混乱してしまったようでした。
確かにここは実際に「ある業務をITシステム化する」という設計作業を一通り経験してみないと、実感する事は難しいと思います。別の機会に少し掘り下げて議論してみるのもいいかなと思いました。
次回
次回は4.3節ですが、ここは少し長いので2回にわけてを読む予定です。